こんな記事を見つけました。
“浦和が「マンチェスター・シティ型」を採用。その攻撃は変わるのか”
https://sportiva.shueisha.co.jp/smart/clm/football/jleague_other/2018/02/20/___split_24/index.php
この記事にキャンプ中の情報があり、昨シーズンからの布陣やメンバーの変化を知ることができたので、いい感じにまとめながら個人的な推測や心配事を書き連ねたいと思います。
フォーメーションの変更
どうやら4-1-4-1から4-1-2-3に変わるようです。それを「マンチェスター・シティ型」と言っています。
要は両ワイドはFW扱い。サイドに張るのは基本的にこの2人であり、サイドバックは基本的に上がらない。
ワントップとの間にできる広いスペースにはインサイドハーフが2列目から入ってくる。
そうなると中盤にスペースができてしまう。そこには左サイドバックが中に絞ってケアする。
そうなるとDFラインは3バックになり、この3人から前線にパスを供給する。
その結果、3-2-5のようなまるでミシャ時代のような攻撃的なシステムが出来上がる。
…という仕組みだそうな。
個人的にはうまくいけば面白いサッカーが観れるだろうなと感じた。前線に人数はかけられるし2列目からの飛び出しもあるからいいコンビネーションが生まれそう。またワイドにポジショニングする分、前の5人の距離感もちょうどよくなるのではないかな。前は近すぎて窮屈なこともよくあったし。
さらにミシャ時代とは違ってDF3枚は残るのでカウンターでやられるリスクも少ない。まさに守備の課題をクリアしながら攻撃力を上げるシステムだと思う。
懸念点としては、左サイドバックが中に絞った時に果たしてまともに展開できるのかという点と、明らかにサイド攻撃の人数が減っているので中央を固められた相手に対してどう崩すのかという点。
昨シーズン、中央を固めて守る相手に散々苦労させられたので、今シーズンはちゃんと打ち手を用意してほしい。
選手層について
上記のシステム前提で考えると、各ポジョンに入る選手は以下の通りになる。
ワントップ:興梠・ズラタン・李
インサイドハーフ:柏木・長澤・山田・武富・武藤
ワイド:武藤・マルティノス・武富・菊池・荻原
アンカー:青木・阿部・遠藤・柴戸
左サイドバック:宇賀神・荻原・菊池・槙野・平川
右サイドバック:遠藤・森脇・橋岡・阿部・岩波
センターバック:マウリシオ・槙野・岩波・阿部・橋岡
キーパー:西川・榎本・岩舘・福島
まず相変わらずワントップは興梠頼み。ここがちょっと不安。ACLの決勝もそうだったけど、興梠はフィジカルの強いDFにガッツリ付かれると消えちゃうから、そうなった時の代わりが欲しい。ズラ・李だとちょっと物足りないんだよなあ…
インサイドハーフは贅沢なメンバー。ここは充分だ。
ワイド。ここが一番不安なのだが、圧倒的に突破できるタイプがマルティノスしかいない。萩原はまだ未知数だし。イマイチまだ新しいシステムのワイドの役割が分からないのだが、今までの駒井や高木、ラファのように縦に突破する事は求められないのかな?不安…
アンカーも豊富。柴戸はなかなかチャンスもらえないかもなあ。
DF陣は選手層が薄い薄いと思ってたけど、こう並べてみると意外と揃ってるなあ。ポリバレントプレーヤーが多いせいかな。
前述のとおりサイドバックにあまり攻撃性を求めないなら、意外と不安はない。岩波がどう使われるか、橋岡がどれだけできるのか期待。
キーパーはまあ西川でしょう。
全体的に見て、ACLのないシーズンにおいては戦力が十分揃っているという感想。
さあ果たしてどういう布陣とメンバーになるのか、今週土曜の開幕戦が楽しみだー(・∀・)