試合当日は終日出かけていたため一日遅れの投稿ですm(_ _)mちょっと富士山に登ってたもんで…
前節頂上決戦に敗れてしまったが、なんとか川崎に食らいつくためにもまたここから連勝していかないといけない。が、今節は鬼門の神戸のアウェイ。なかなか難しいゲームになりそうだが、勝ちきってほしい。
スタメン
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前半
かなりオープンな立ち上がり。レッズは久々に揃ったKLMがいい距離感で攻撃を組み立てられていた。柏木のスルーパスも冴えわたり、「柏木無双」が始まる気配すらあった。神戸は同じフォーメーションのミラーゲームで、かつ相手ボランチのニウトンと三原はさほど守備をしないので結構スペースがあり気持ちよくボールを回せていた。
対する神戸はまさに「個」の攻撃。レアンドロとペドロ・ジュニオールだけでほぼ攻撃が完結する感じ。森脇を左に置いたのは恐らくペドロ・ジュニオール対策なんだろうけど、単純な切り替えしでかわされたりと結構自由にさせてしまっていた。
この「個」の攻撃にあんまり順応できずにドタバタしている間に、神戸DFはちょっとずつ順応してきた。柏木や武藤をフリーにしてくれるところはあまり変わらなかったけど、柏木の縦パスや武藤・李からの横パスへの反応が良くなってきてレッズの攻撃がフィニッシュまでいかなくなってきた。
そしてその柏木の縦パスのカットから失点。いつも通りのビルドアップからの柏木→李への縦パスを完全に狙われ髙橋がカット。それをレアンドロ→ペドロと繋いであっという間にゴール。なんてシンプルなんだ…。縦パスが狙われているんだったらなるべく避けるべきなんだろうけど、この時点ではカットから決定的なカウンターをくらっていなかったので、まだ警戒心が無かったんだと思う。逆に言うと狙ったカットから一発でゴールまで決めた神戸の決定力がすごい。
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— Jリーグ (@J_League) August 27, 2016
レッズの攻撃はというと、とにかく決定機を無駄にする相変わらずの状態。宇賀神、興梠×2、駒井、柏木はどれか一つは決めないといけない。どれもかなりの決定機だった。川崎戦の敗因は「決めるべき時に決められない」なのに、今節もこんな感じだとヤバいな…あと槙野の不在が地味に痛い。右の遠藤、左の森脇が全く攻撃面で機能せず、宇賀神・駒井との連動が一切なかったし、逆サイドへのロングフィードも全然合わない。だからサイド攻撃は全く迫力が出なかった。森脇は右のままが良かった気がするなあ…
というわけで前半は0-1で終了。ミラーゲームということで、相対する選手が分かりやすかったのでそれぞれ見ていくと、宇賀神VS峻希は完全に峻希の勝ち。宇賀神ほとんど何もできなかったし、峻希に攻め込まれるシーンも目立った。駒井VS田中(途中から松下)は駒井の勝ち。裏に抜け出してマークを外すシーンも多かったし、相手にはほとんど何もさせなかった。森脇VSペドロはペドロ、那須VSレアンドロはレアンドロ、遠藤VS千真は遠藤で1-2で負けって感じかな。阿部&柏木VS三原&ニウトンはお互いいいところを出せていたのでドロー。KLMVS伊野波&岩波&髙橋は序盤はKLM、途中から順応したので神戸DFラインの勝ちかな。
後半
安易な縦パスを狙われていることが伝えられたのか、序盤は短い距離でのパスでの組み立てだった。一度柏木を起点に李→興梠とつなぎGKと一対一になったが、キムスンギュが好セーブ。このGKはなかなかいいな。
序盤の攻撃が上手くいってちょっと調子に乗ったのか、またしても横パスをカットされてカウンターで失点。こぼれ球をニウトンが拾って一気に前線へ運び、サイドのペドロへ。森脇がくらいつくも届かずクロスを上げられる。中のニウトン、レアンドロには合わなかったものの、逆サイドのドフリーの千真の下へ。一回のシュートフェイントで2人が転ばされ、その後落ち着いてゴール。こういう冷静さがレッズのFW陣に足りないところだよなー。武藤は最初で打っちゃうだろうし、李はかわしても枠に入らない、興梠はそもそもシュートしないでパスを出す。数少ないチャンスを冷静に決めきるタイプが欲しい…
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— Jリーグ (@J_League) August 27, 2016
その後ミシャが一気に動く。興梠→ズラタン、宇賀神→関根、武藤→青木。縦パスが入らないと興梠、武藤の良さが出ないし、今日は宇賀神が完全に抑えられてたから、シャドーの柏木を起点に関根を絡ませてサイドを活性化し、ズラタンの高さを使う戦術に変えたのかな。実際に関根はかなり宇賀神との違いを見せて、左サイドを攻撃の起点に変えた。何でベンチなのかわからないくらいキレはよかった。
セカンドボールは青木が拾うし、レアンドロへのボールは那須・森脇がとことん潰してくれたので、神戸の攻撃はほとんど無かった。その分レッズの攻撃の時間は長かったんだけど、前半に比べて決定機は少なかった。理由は凡ミスが多すぎたため。遠藤・阿部・青木のパスミス、柏木のトラップミスと判断ミス、駒井のドリブルミスなどなど。ピッチコンディションの問題なのか、得意の縦パスが通じないことの焦りなのか、前節負けたことによるメンタル低下なのかわからんけど、攻撃の組み立てもへったくれもない状態だった。また、駒井は足をつったのでただのお荷物になってしまった。このチームで90分走れないのは厳しいなあ。関根も最初そうだったけど今はもう走れるようになった。駒井ももっとトレーニングしてくれ。
75分ごろ、ようやく一点を返す。バイタルで待ってた柏木にボールが入り李に横パス、ちょっと運んだ李が青木に下げ、青木が軟らかいクロス。それにズラタンがヘッドで合わせてゴール。李はこの前に2回この形で思いっきり外していたから、また打つかなーと思ったら意外と冷静だった。
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— Jリーグ (@J_League) August 27, 2016
その後もずっとレッズペースだったけど、決定機は作れず1-2で試合終了。相変わらずCKもFKもたくさんあったのに無駄にしてしまった。
試合総括
前節の川崎戦と同じような「決めるべき時に決められない」という負け方に加え、凡ミスだらけでやりたいサッカーができなくなってしまった。悪化の一途をたどり始めております。そろそろ割り切って「少ないチャンスをシンプルに決められ、セットプレーに強い外国人FW」を取った方がいい気がしてきた。ワシントンみたいな。
川崎も今節負けたので差は広がらなかったものの、内容を見ると全く楽観視できない状況。年間優勝はかなり厳しい。CSには出られるとは思うけど、大勝負の場面で迷走するミシャの悪癖が残っている以上期待もできない。さあ追い込まれました。