J1 2nd 第9節 浦和レッズV川崎フロンターレ 試合速報

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さあ大一番!ここで勝てば年間、2nd共に首位に立てる。ここまでほぼ無敵だった川崎が、ようやく前節でコケてくれた。このチャンスを逃さない手はない!

昼から豪雨が降ったりやんだりの気候なので、湿度がかなり高い。今これを書いている18時現在は晴れているが、いつまたザーッと来るかわからない。終盤はかなり体力的にキツくなりそうなので、先制点が重要になるだろうな。

スタメン

  • 武藤
  • 高木
  • 宇賀神
  • 駒井
  • 柏木
  • 阿部
  • 槙野
  • 那須
  • 森脇
  • 西川

前半

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オリンピック組は共にベンチスタート。まあこのメンバーでうまく連勝できてたから、無理して変える必要はないわな。

一方で川崎は大島がスタメン。いやー怖い。コンディション悪い中での強行出場であることを祈るばかり…

関根はベンチにも入らず。ケガかな?この大一番での駒井はちょっと不安だな…。

 

立ち上がりは両チームとも「気合いが入っているけど冷静」という感じ。球際のところはお互いかなり強く行っているけど、特に攻め急ぐこともなく、さすが上位対決だなと思わせる内容だった。まあ際どい対人プレーが多かったのと西村主審のちょっとブレるジャッジによって、大ブーイング大会とはなったけども笑

レッズの守備は、「お前には何もさせねえ」という意識がすごい伝わるほど大久保への当たりが強かった。おかげさまですぐ大久保はイライラモードになってくれた。

ただ憲剛がフリーすぎた。今日はミラーゲームなので、憲剛はレッズでいう武藤の位置にいるて、ふらふらといろんなところに顔出すので捕まえづらいのはわかるが、ちょっと自由にさせすぎ。

先制点は川崎。レッズがカウンターを仕掛けようとしたロングボールが川崎の誰かにあたり、こぼれ球を小林にキープされた後、フリーの憲剛がドカン。あれは誰がつくべきだったなあ…守から攻の切り替えは早かったけど、その後の攻から守への再切り替えが遅かったな。

レッズにとって助かったのは、先制点を取った川崎が明らかにスローダウンしてくれたこと。あの後さらに憲剛中心に攻め込まれたら追加点取られたかもしれないけど、スローダウンによって守備の修正ができた。あざす!

レッズの攻撃は裏を狙うボールが多かった。川崎はエウシーニョ、中野が駒井、宇賀神をマークしてたので、レッズと同じ5バック。そのせいでサイドはスペースがないので、柏木や那須からの裏へのパスがメインの攻撃パターンだった。李、武藤、高木、駒井がいい動きで裏に抜け出してるんだけど、イマイチ届かない。DFラインの壁を超えられないんだよなー。

そんな中、なぜか森脇が絶好調。右サイドでいいタイミングで持ち上がるし、駒井が詰まったときにちゃんとフォローするし、カウンターにもしっかり対応するし。

そして森脇の最高のプレーからレッズ同点!ロングボールを弾かれたセカンドボールを疾風の如く森脇が奪取!一気に深いところまで持ち込んでクロスし、こぼれ球を李が詰めて同点!いやーあの奪取は素晴らしい!

というわけで前半は1-1で終了。お互い終始テンションが高かったので、けっこう体力使ったと思う。後半は選手交代が鍵になるだろう。

後半

レッズは高木と武藤が前半より落ちてきて、中から崩すパターンに変えてきた。ボールはまあまあ繋がるものの、決定的なシーンは少なかった。

一度ショートカウンターから武藤がどフリーのシーンがあったけど、やっぱり武藤は余裕があると決められないね。コース甘すぎ。

川崎はさほど攻めてこないし、前半より憲剛を森脇がしっかり抑えたので、ほとんどピンチらしいピンチはなかった。相変わらず集中力が高い。

レッズが動く。高木に変えて興梠。この攻撃パターンなら興梠はかなり効くはず。…と思ったけど、さほどいいボールが入らなかった。次第にショートカウンターぐらいしかいい形が作れなくなった。特にサイドの駒井、宇賀神がほぼ何もできてない。まあエウシーニョと中野がかなり頑張ってたのもあるけど、明らかに攻撃陣にテコ入れが必要な状況となった。

そこでミシャが動く。投入は遠藤。ほう。ならば駒井を下げて森脇をWBにするのか、或いは李を下げて柏木を前に出すのか…と思いきや、まさかの森脇アウト。はぁ?(°_°)全く狙いがわからん。今日かなりキレてた森脇より遠藤が優っているものが全く思いつかん。

とか思ってたら川崎追加点。決して崩されたわけではない。人数も揃っていた。ただ大島への寄せがあまりにも甘かった。2回もアタックしたのに取りきれず、最後は変わったばかりの森谷。あの動きは捕まえられない。そもそも大島のところで潰すべきだった。

遠藤の投入やめるかなーと思ったらそのまま交代。つまりこの遠藤投入は攻撃的な意味なんだね、ミシャよ。

※帰宅後追記:森脇は足がダメだったみたいね。残念…

ただ相変わらず攻撃は手詰まり感。というか遠藤が入ってから右サイドがダメダメになった。遠藤はビルドアップに入っちゃうから、右サイドに展開した時にいないんだよな。李がけっこう開いてきたけど、李がサイドでもらっても何も起こらない。ダメだ…

というわけで、もう梅崎かズラタンで追いつくしかない!と思ってたところ、ミシャが3枚目のカードを切る。青木。なるほど李か武藤を下げて柏木を前に上げるのか。まあそれもアリかな…と思ったらまさかの宇賀神。はぁ?( ゚д゚)じゃ誰が左のWBを?…槙野?おー全然意味がわからん。

その結果、那須・阿部・遠藤の最終ラインに、左から槙野・青木・柏木・駒井という、恐らく初めてやったであろうシステムになった。大一番にテンパって迷走してるのが丸わかり。

案の定、槙野の左は全く機能しない。縦の突破もできないし、もらう位置が中途半端だからエウシーニョにがんがんカットされるし、アホみたいなフリックしてチャンス失うし。また、前線でフレッシュなのが興梠しかいないので、全く追いつける気がしない。セットプレーもシュートすらできず。

ただ一度だけ、駒井の抜け出しからグラウンダーで折り返し、武藤がどフリー!…やっぱりどフリーはダメでした。枠にすら入らず。

というわけで1-2で負け。

試合総括

今日は決して力負けしていない。明らかに自滅だった。敗因は3つ。

①守備の集中力の瞬断

全体を通して守備の集中力は高かった。けどあの二失点のシーンは明らかに集中力が途切れた。そこをしっかり決められただけ。決して守備は崩壊してないのに二失点。今までの下位チームなら失点しないけど、相手が強いとダメだね。

 

②決めるべきところで決められない

高木の最初のどフリー、武藤の2回のどフリーら決めないといけない。決められなかったのは相手のファインプレーではない。ただのミス。

 

③ミシャの迷采配

今日の交代は全く意味がわからず、全く効果を発揮しなかった。素直にズラタン・梅崎を入れておけば、終盤の足の止まった川崎相手のなら追いつけたかもしれない。こういう大一番でテンパる姿を見ると、やっぱりこの監督じゃ優勝できないのかなーって思ってしまう。

 

というわけで、これで年間優勝も2nd優勝も、川崎の負け頼みの形になってしまった。せめて引き分けなら可能性はあったけど、負けはかなりキツイ。ただ繰り返すようだが力負けしたわけじゃないから、1stのあの3連敗の時のような悲惨な精神状態にはなる必要はない。切り替えてまた連勝街道に入ってくれ!

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試合日程

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