久々に「完敗」という言葉が合う試合だったな。マリノスがちょっと強すぎた。そして中村俊輔恐るべし…
結果としてマリノスの作戦がバッチリはまってしまったのと、レッズが少ないチャンスを生かし切れなかったのが敗因。
まず守備面としては、伊藤・アデミウソン・齋藤・中村の4人が、レッズのDFラインの前のスペースで流動的に動くのを全く捉えられなかったのが大きい。そして4人のマークをバタバタ受け渡してる間に、後ろから来た小林や下平や中町に回される。そこにプレスに行くと前線の4人がフリーになってやられる。こんな感じ。
攻撃面は真ん中をガッチリ固められたから縦パスが全然入らない。入ってもプレスが早いからすぐ潰される。調子のいい興梠だったらキープできるだろうけど、最近の調子じゃ無理。仙台戦も似たような展開だったけど、今日は柏木にもプレスが来てたし、興梠・武藤・梅﨑の距離感が悪かったのが違い。
かといってサイドにスペースがあるわけでもないから宇賀神・関根はフリーにならないし、そこに槙野と梅﨑がサポートに行っても突破できない。それにしても宇賀神のコンディション悪すぎでしょ・・・そろそろ橋本とか使ってあげて。
後半の最初みたいに早いタイミングでロングパスで裏を狙えばスペースもあるし、まだマークも遠いから前向けて可能性が生まれると思うが、最近のスローな戦術だとダメ。1stのときは、毎回が早い攻撃だったから、何度も繰り返せばいくら集中力の高いチームでも何度か綻びが生まれてゴールできたけど、こんなスローな攻撃だと集中しやすいから綻ばない。特にマリノスみたいな堅いチームには。
体力温存したい気持ちもわかるけど、このサッカーだと上位陣には勝てないと思う。
個人の技術が高くて90分走れるチームが「中央の守備をしっかり固めて、少ない人数の攻撃でかき回す」戦術を取ればいいのです。
