さあいよいよ決勝戦だ！
いつもガンバにはこういう場で煮え湯を飲まされてきたが、最近はリーグでボコボコにしてやったので苦手意識はなくなったはず。今日は油断さえしなければ勝てる気がする！
ただ逆に、今日を落とすとリーグの残り3節も失速する気がする。それくらい今チームがノリにノッているから、勢いでビシッと勝ってくれ！
スタメン
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準決勝までスタメンだったメンバー（青木や駒井）ではなくベストメンバーを揃えてきた。リーグで遠藤に肋骨を折られた阿部のコンディションが気になるが、しっかり遠藤と倉田を押さえてほしい。
対するガンバの前線は長沢ではなくアデミウソンの1トップで遠藤がトップ下。明らかにリーグとは戦い方を変えてくるだろうな。
前半
いやー堅いなあ。まあいつものことなんだけど、こういう大一番は先手を取られたくないからリスクのあるパスを出せなくなる。今日も変わらずそんな感じ笑
というか、ガンバがめっちゃ修正してきた。レッズのストロングポイントである興梠・武藤・高木のポストやフリックを、井手口・今野・丹羽・金がとことん潰してくる。ここまで潰される試合も珍しい。また、リーグ戦でボコボコにしたサイド、特に関根の右サイドは藤春と大森がかなり高い位置をキープし、そこにどんどんロングボールで放り込んでくるので、関根の攻撃参加を許さなかった。いやーさすが長谷川監督の修正力だなあ。
なので、レッズの攻撃が全然ハマらない。縦のショートパスや裏のロングパスは全く通じないし、サイドの突破も許してくれない。枠内シュートは関根と高木のミドルシュートぐらいかなあ。これはかなり厳しい…
一度だけ興梠のいつものポストプレーから良い攻撃ができてから、少しずつ自信を持った攻撃ができてきた矢先、ワンプレーで失点…槙野の軽率な奪われ方からアデミウソンにボールが入り、遠藤が入れ替われて独走状態に。槙野が全く追いつけず森脇もカバーにすら行けずゴール。ダメだこりゃ。
アデミウソンやべぇな pic.twitter.com/yAi9SQgxSM
— kouhei(公式) (@kouheiyoshikaw) October 15, 2016
なんとなく今日は遠藤と槙野が浮足立っている印象。アデミウソンのフリーランニングを全然捕まえられないし、対人プレーもどこか弱々しさを感じる。ビルドアップも全然前向かないし、プレスを受けてようやく縦に出すんだけど全然正確じゃないし。今日はベテランの力（那須）に頼るべきだったんじゃないかなあ…
というわけで絶好調レッズの攻撃を完璧に封じたガンバ。そしてワンプレーでシンプルにゴールを奪われた…あれ、この構図って、昨シーズンまで負けに負けてたレッズ対ガンバの構図だ( ﾟдﾟ )この形に持っていかれるとガンバ強いんだよなあ…宇賀神の負傷によって早くも交代カード一枚使っちゃったし…これはかなりピンチ！
後半
立ち上がりからレッズペース。何を変えたのかよくわからないけど、急に武藤と高木にボールが入るようになってきた。そうなると一気にリズムは良くなって、決定機も何度か作れた。関根の一対一は決めてほしかったなあ。
しばらくしたらガンバも対応してきたけど、どう見ても前半に比べるとプレスが弱い。井手口は相変わらずキレキレだけど、今野とか倉田が明らかに落ちてきている。前半飛ばしすぎたか？そのおかげで中盤は制圧できたので、アデミウソンのフリーランニングに合わせるボールが出てこなくなり、守備がかなり楽になった。
レッズの攻撃は関根の突破が目立ってきた。駒井には徹底して二人ついてくるが、関根は基本的に米倉しか来ないので、結構突破してクロスを上げられていたが、真ん中はやっぱり堅く跳ね返される。
今日はあんまり興梠のパフォーマンスがよろしくない。ボールが入っても落ち着かないし、フリックやポストプレーも味方に合わない。というかあんまりボールをもらいに落ちてこないで、裏ばっかり狙ってるように見えた。ガンバの真ん中4人のプレスはさすがにキツイのかなあ。
やや攻撃が停滞してきたので、25分に武藤に代えてズラタン投入。そして31分に「勝負強い男」である李が準備。その直前に高木が良いミドルシュートを打つも、東口のファインセーブ。CKをゲットしたところで、高木に代えて李登場。
そしてなんとファーストタッチでゴール！( ﾟдﾟ )勝負強すぎるだろ！！！
忠成の交代直後の同点弾！
ルヴァン杯 浦和 1-1 G大阪#urawareds pic.twitter.com/lwv9ADpv27— ちゃそ(ぷ) (@chas119) October 15, 2016
これで同点！レッズはさらに畳み掛ける！
ただやっぱりガンバもしっかりカウンターを狙っていて、ここぞという時には人数をかけてくる油断できない展開。追いついた後はレッズもイケイケドンドンだったけど、一回カウンターくらってからは落ち着いて攻撃を組み立てるようになった。
ラストプレーでヒヤッとしたものの、お互い最後まで集中力を切らさずに試合終了。延長戦に突入！
延長戦
もうお互いバテバテで、戦術もへったくれもない試合内容となった。
レッズは安易にロングボールを放り込むことはせず、しっかりシャドーに当てて組み立てる攻撃。そこから駒井や関根に展開してクロスを上げるパターンが多かった。決定的なシーンは李の左足と柏木の右足くらいか。李のあーゆーシュートは入らないのよね笑
その中でも途中から入ったズラタンの動きが本当に素晴らしかった。前線の起点になるのはもちろん、しっかり下がって守備もするし奪ったボールを前線に運ぶし、決定的なシュートは打てなかったものの足が止まりはじめたチームを救う動きだった。
あと関根も良く頑張った。明らかにもう足が限界にきているのに、藤本や上がってきた米倉にちゃんと寄せて守備をする。攻撃時にはちゃんとペナまで上がってくる。ホント素晴らしい。思わず「ガンバレー」と言ってしまう。
ガンバのカウンターは途中から入った呉屋がちょっと脅威だった。これを押さえられるのは多分槙野だけだと判断したのか、槙野はほとんど上がらずに守備に徹していた。代わりに森脇がどんどん前に顔を出す感じ。これも素晴らしい判断だったと思う。
終了間際の呉屋のシュートをゴールラインギリギリで森脇がクリアしたシーンは心臓が止まるかと思ったわ…(´Д｀)
お互い限界まで力を出し尽くしたものの、ゴールを決めることはできずに試合終了。PK戦に突入。
レッズがPK戦で勝った記憶が無いので、不安しかないなあ…
PK戦
レッズの1人目阿部、2人目ズラタン、3人目興梠。みんな全く問題なく落ち着いて決めてくれた。
対するガンバの3人（藤本、今野、丹羽）も落ち着いて決めてきた。ここまで全員30歳以上。
ガンバの4人目はまさかの呉屋。22歳。表情は落ち着いてたけど、コースが甘すぎて動かず我慢していた西川の足に当たってノーゴール。（これが西川のレッズに来てから初めてのPKストップらしい）
レッズの最も大事な4人目は「勝負強い男」李。30歳。ここも落ち着いて決めてリード！
ここで外せば終わりのガンバ5人目はやっぱり遠藤ヤット。まあ決めますよね。
そして決めたら優勝の場面でレッズの5人目はなんと遠藤航！！！23歳！！！大丈夫かおい…( ﾟдﾟ )
だがしかしこの遠藤はただの23歳じゃなかった。類いまれなる落ち着きを持っているのだ！冷静に決めて5-4で勝利！！！よっしゃーーーー！！(ง°ﾛ°)ง
浦和レッズ ルヴァンカップ優勝の瞬間#fujitv #ルヴァンカップ pic.twitter.com/6Vp3uedIDp
— とむ (@rom_0129) October 15, 2016
試合総括
しびれる試合でした。（埼スタ行きたかったなあ…）
やっぱりガンバは大一番に強いね。特に守備陣の集中力が本当に高くなる。結果的に個人技（アデミウソン）とセットプレー（李）でしかゴールを決められていないので、お互いの守備が本当に集中して素晴らしいクオリティを見せてくれた試合だったと思う。
そしてレッズにとっては本当に本当に久しぶりのタイトル！ようやくミシャ体制初のタイトルを取ることができた。
この後は一番欲しいリーグのタイトルが残っているけど、ここでまず勝ちきって「勝者のメンタル」を得て「自信」を失わずに済んだことは本当に大きい。今日宇賀神、柏木、西川あたりがちょっと痛めてたけど、あと3試合頑張って２冠達成、さらに天皇杯も獲って３冠を狙ってしまえ！！
とりあえずまずは優勝おめでとう！！
槙野面白すぎる#fujitv #ルヴァンカップ pic.twitter.com/YkBCmuZR1i
— とむ (@rom_0129) October 15, 2016
