さあホームでの準決勝第二戦!
第一線でまたしても逆転勝利し、なんかもう先制点を取られても負ける気がしない。まあ選手にはそんな油断は無いとは思うが、気を引き締めて勝ちきってほしい。そして絶好調高木の活躍にも期待。
スタメン
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まさかの阿部がベンチスタートで、遠藤がボランチに入った。青木・遠藤の組み合わせは初めて見るので、どう機能するのか楽しみ。
前半
いきなり高木が魅せる。かなり遠目のほぼ正面の位置からFKでポスト直撃のシュート。いやー今日も点を取ってくれそうな雰囲気を見せてくれた。
レッズの攻撃はかなりスムーズで、サイドの突破や高木・興梠の裏への飛び出し、武藤や興梠のポストからの組み立てなど、様々攻撃をクオリティ高く発揮することができていた。ちょっと気になるのは関根が何度もいい仕掛けをしているものの、効果的なクロスやシュートが打てていないこと。室屋に抑えられている印象があるので、まだキレが戻っていないのかなあ。逆に駒井は相変わらず好調な様子。特に今日は守備の意識が高く、中島や小川にしっかりついていっている。ホント今シーズン成長したな。
対するFC東京も少しメンバーを代えてきたせいか、第一戦に比べると攻撃に迫力があった。特にカウンターでの平山のポストプレーと中島・東のボール運びがなかなか厄介。あとボランチに入った梶山のキープ力と配球がちょっと脅威だった。
前半24分に鮮やかな先制点!
サイドに広く開いて待っていた駒井に斜めのサイドチェンジが入る。駒井がGKの前に入り込んだ武藤ではなく興梠にクロスを上げるも、ちょっと強すぎで興梠のトラップが大きくなる。興梠は落ち着いてキープして青木に一度下げ、青木が横の高木に。高木がダイレクトで裏へ走り込んだ興梠に絶妙スルーパス。興梠が冷静に流し込んでゴール!
流れるような攻撃の組み立てだった。特に興梠の落ち着いたボール処理&裏への抜け出し、高木のダイレクトスルーパスが光った。調子いいですなあ。
興梠慎三!!
レッズ先制! pic.twitter.com/of5IUeH4fh— Cruyff (@maupg_10) October 9, 2016
30分頃からFC東京のプレスが急に弱くなってきた。たぶんだけど、今日のFC東京は「早めに中盤で潰す」という作戦で始めたと思うが、レッズがかなり調子いいのでそのプレスが全く効かない。割と余裕でボールを繋げるし、繋ぎで先制点を取られたもんだから、メンタル的に「プレスをかけても無理かも…」というモードになったんじゃないかなあ。
その結果レッズが追加点!
中盤でノーマークで武藤がボールを運び、これまたドフリーの駒井に展開。駒井は今度はダイレクトでGKの前にグラウンダーのクロスを入れて、完全にマークを引き離した興梠がゴール。どれもFC東京はほとんどプレスをかけられていない。こりゃもう心折れたかね。
興梠のゴールで浦和追加点
浦和 2ー0 F東京 pic.twitter.com/mdZ4a5VGsB
— こうた@10.22vs広島(H) (@Frontale_3) October 9, 2016
というわけで2-0、2戦合計4-1で前半終了。現時点では負ける要素はないが、FC東京はもう点を取るしかないので、かなり攻撃的に来ると思われる。何かのきっかけで流れが変わってしまうことがないよう、しっかりゲームをクローズしてほしい。
後半
FC東京はバーンズを入れてきて攻撃的布陣にしてきて、かつプレスのギアを入れ直してきた。それによってビルドアップも難しくなったし、中盤の組み立ても簡単ではなくなった。レッズも若干慌てている感じが出てしまった。
が、そんな状況を高木・森脇・駒井のワンプレーでガラッと変えた。ビルドアップの流れから中盤で高木がプレスを受けながらもしっかり体を張ってワイドに開いた森脇に出し、それを右のアウトでダイレクトで駒井に送る。このタイミングがかなり意外なタイミングだったので、駒井はドフリーになれた。駒井のオフサイドにかからないように一度下がってから抜け出した動きも素晴らしかった。クロスは思った通りにならなかったものの、そこからまた組み立て直し再びボールが駒井に帰ってきてPKゲット。興梠が決めてハットトリック達成!
俺たちの浦和のエースの興梠慎三が、浦和に移籍してきてくれてから初めて達成したハットトリックのシーン。胸が一杯になりました、やっと決めてくれたね。 pic.twitter.com/aeGkx7sVUJ
— ひびき (@hibiki1971) October 9, 2016
これにより再びFC東京のメンタル低下。プレスが少し弱まった。とはいえ、前半に比べると攻撃的になっているので、何度か決定的なシュートチャンスを作られてしまったが、大谷のセービングが安定していたので失点にはつながらず。大谷は足元にはかなり不安があるものの、セービングは安心して見ていられる。
レッズは早い時間で交代枠を使った。興梠→ズラタン、武藤→李、森脇→加賀。前線の交代は恐らく「競争」の為だろうな。今まではスタメンが結果を出していれば満足していた感じだったけど、今シーズンはそれだけでは満足せず、サブまで結果を出させようと意識的にしている気がする。今結果を出しているのは興梠・武藤・高木なので、そこにズラタン・李を入れていきたいんだろうな。(個人的にはそこに石原も入ってほしいのだが…)
森脇の交代は温存の為かな。意外と森脇の代えっていないんだよな。
一点中島に取られたものの、守備は終始集中していたと思う。
終盤はFC東京のプレスがまた弱くなったので、結果の出したいズラタン・李・高木・駒井・関根が奮闘。特に関根はゴールを獲りたい気持ちが全面に出たプレーだった。高木のミドルシュート、ズラタンのヘッドがバーやポストに当たったシーンも惜しかった。
というわけで3-1、二戦合計5-2で勝利。決勝進出!
試合総括
代表選手や阿部がいなくてもこのクオリティを出せるということを確認できたこの2試合は、選手に自信が付くという意味で大きい思う。また怪我人を一人も出さずに終えられたのも大きい。決勝には代表選手は帰ってくるものの、コンディションにはやはり不安があるので、今日のメンバーが中心になると思われるので、このままの調子で決勝に臨んでほしい。
決勝はG大阪。リーグではボコボコにしてやったけど、ガンバのここぞというところの勝負強さはやはり怖いので、油断はせずにしっかり対策をして挑んで、ミシャ体制初のタイトルを取ってくれ!