第1戦は2-1で勝利し迎えた第2戦。
リーグでは中央の縦パス・横パスを狙われて負け。第1戦はレッズがサイド攻撃とロングボールメインに変えて勝利。さて今節はお互いどういう戦術を選ぶのか注目!
またレッズは梅崎が大怪我、神戸はペドロが出場停止がどう響くかも気になるところ。
スタメン
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前半
梅崎のところには駒井が入った。一方神戸はペドロのところには中坂、左に小川、ボランチに藤田が入り、少しメンバーを代えてきた。レッズの立ち上がりはやはりサイドとロングボールが中心。とはいえ第1戦とは違ってそこまで極端ではなく、時折落ちてきた武藤に縦パスも入った。ただやはり神戸の中盤やバイタルでの縦パスへの反応は良く奪われるシーンが多かったので、次第にサイド攻撃の割合が増えてきた。
神戸の攻撃はペドロがいない分パスを繋いできた。その中でも右のシャドーの中坂が厄介な動きをしてパスを引き出し捌くので、そこにレアンドロ・峻希・ニウトンが絡んでちょっと怖い攻撃だった。相対するのが宇賀神なので、ここを狙われているのかもしれない。
お互い攻撃があまりハマらずこう着する中、事件発生!ニウトンのズラタンへのアフター気味のスライディングに対し、ミシャがキレて退席処分。この試合確かに神戸の選手のあたりはかなり激しく、ユニフォームを引っ張るシーンがかなり多かったのでストレスたまってたのかねぇ。この影響がどう出るのかよくわからんなあ。
嫌ーな雰囲気になったものの、かつて見たことのないくらい鮮やかなカウンターで先制点!藤田のロングスローを大谷がパンチングし青木がボールを前線へ。ボールは五分五分だったけど、そこに関根が猛然とダッシュしてヘディングで高木の前に出し、ドフリーの高木が落ち着いてゴール。最後のちょっと右に持ち出したタッチで相手のタイミングを完全に外したのは見事。そしてこのゴールは何より関根の頑張りが素晴らしい。リーグの湘南戦で西川のアシストでゴールした時も、猛然とダッシュして全力でジャンプしてゴールが生まれた。やっぱりこういう姿勢がゴールにつながるんだなと思った。
Takagi's goal in full action. Well-worked counter attack. (Credit @chas119)
高木、ナイスカウンター! #urawareds #levaincuppic.twitter.com/XMAd4QYfGt— Ryan Steele (ライアン) (@Steelinho) September 4, 2016
そしてその直後に追加点!この試合珍しく宇賀神が裏を狙ったところにロングボールが入り、ドフリーのままゴール前へ。シュートがもたついて弾かれたけど、こぼれ球を関根がシュート、またこぼれ球を青木が拾って右サイドへ流れてクロス。待ってた高木が峻希に押されてPK獲得。阿部が落ち着いて決めて2-0に。いやーこのゴールも良かった。多くの選手のこぼれ球への反応が非常に良く、かなり人数をかけられた攻撃だった。ここぞというタイミングで人数をかけて(=リスクをかけて)攻撃をして点につなげるって大事よね。
はい、勝ち確
ヴィッセルさんよ、明日のために早く帰ったら?w
時間の無駄じゃね?w
バイバーイw pic.twitter.com/EdVX9HOECL— LOVEレッズ (@urawalove_reds) September 4, 2016
浦和2-0神戸
高木がもらったPKを阿部が決めて2点目!
早い時間で2点目とれてよかった!
高木爆発中!! pic.twitter.com/0dxwbrYMu5— HIROKI@浦和人 (@No_1URAWAREDS) September 4, 2016
後半
お互いプレスへのギアを入れ直したのか、中盤のプレスが再び激しくなってきた。レッズの攻撃は主に左サイド。というか高木と関根のドリブル頼みの攻撃。ただそのおかげでパスカットからのカウンターを受けることが無いので、ある意味リスクのない攻撃。とにかく高木がのびのびプレーをしているのが印象的だった。かなり落ちてきてボールを繋いだりサイドに開いてドリブルしかけたり、こんなに多彩なプレーをこんなハイクオリティにこなしている試合は始めて見たかもな。
そしてそんな高木が追加点!中盤でボールを奪取したあと阿部が持ち上がり、左の高木へパス。特にフリーと言うわけでもなく2枚のDFと対峙する形になったけど、大きなフェイントで振り切って右足で巻いたミドルシュートでゴール!いやー乗ってますなあ!結局第1戦からここまでの全5ゴール全てに絡む大活躍(3ゴール、1アシスト、PK奪取)。いつもの柏木メインのショートパス戦術じゃなくて、この2戦みたいなシンプルなサイド&ロングボールの戦術のほうが合うのかなー。
浦和3-0神戸
高木2点目!
もう誰も高木を止められないわ! pic.twitter.com/XnW3nOt2sh— HIROKI@浦和人 (@No_1URAWAREDS) September 4, 2016
交代はズラタン→興梠、高木→李、武藤→石原と、前線3人を代えた。んーもう勝ちがほぼ決まった試合なんだから、興梠とか李を出す必要あんのかなあ。こういう時にこそ普段出番のないイリッチとか伊藤とかに出番を与えてほしいな。まあミシャがいない中で堀コーチが勝手には決められなかったのかな。
そしてとどめ。関根が左サイドで東を抜いて中央でドフリーの李へ。落ち着いて左足でゴール。神戸は選手交代とかしたけど最後までレッズの左サイド(高木&関根)を止められなかったな。
浦和レッズ 李 忠成ゴール!!! #urawareds https://t.co/2XskC3R7l1
— 坂本 大輔 レッズ用垢 (@s_daisuke0421) September 4, 2016
その後は神戸の猛攻すら許さない集中した中盤&DFラインの守備でしっかりクローズして4-0で試合終了。
試合総括
レッズが第1戦に近い戦術をとる中で神戸がさほど対策をしてこなかったため、慣れ親しんだピッチコンディションのおかげもあってレッズが終始優位に進めることができた。
この2戦での収穫は何より高木の大爆発。これを柏木が戻ってきていつものショートパス戦術に戻った時にも結果を出し続けるようになると、本当の覚醒になるだろうな。期待してます!
あと地味に駒井が90分走り続けられたのも収穫。今日はあまりアップダウンが多い試合ではなかったけど、梅崎が長期離脱する中で必ず必要な戦力なので、これを続けてほしい。
そういえば、ミシャがいなくなっても何の影響もなかったなあ。というかいなくなってから4点入ったなあ。もしかして…ポジショニングとかにうるさいミシャがいないほうがのびのびプレーできたりして…笑