KIRINカップ 準決勝 日本代表VSブルガリア 試合速報

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スタメンは川島・酒井宏・吉田・森重・長友・長谷部・柏木・香川・小林・清武・岡崎。

前半。4-0。

まずかなり目立った守備から。プレスがかなり早い、連動性もある、距離感もいい。プレス自体は良い守備だった。ただ、ボールを奪いきるシーンが比較的少ないと感じた。確かに相手にまともにプレーをさせずに、ミスを誘うことはできていたけど、ボールを奪うことはできていなかったと思う。明らかにコンディションもやる気も低かったブルガリアだから攻め込まれることはなかったけど、まともな相手だったらもう少し球際激しくいかないと通用しない。というわけで、早いだけじゃなくもう一段階激しいプレスを期待したい。

攻撃は、とにかくブルガリアのプレスが遅いから好き放題できてた。柏木・香川・清武・岡崎をあんだけフリーにされたらそりゃ点取れますよ。特に得られたものもないんじゃないかな。

一点だけ収穫としては、本田がいないとやっぱり全体的なパススピードは上がりますな。柏木と清武のゲームメイクは素晴らしかった。ただ別に「本田はいらない」と言っているわけではなく、早いパス回しが通じない相手のときはやっぱり本田のキープやタメは必要になってくる。言いたいのは、状況や相手に応じて本田の使い方を見極めてほしいということ。

 

後半。7-2。

途中交代は宇佐美(前半から)・金崎・浅野・原口・遠藤・昌二。

選手が変わるにつれて少しずつ攻撃・守備の連動性が失われていった。特に金崎と原口がイマイチ周りと合わない。まあほぼ実践で組んだことないメンバーだから仕方ないのかな。

2失点は油断・間延びから来る完全に凡ミスなので、まあいいか。本番ではやらないでくれ。

 

この試合の疑問点を2つ。

1つは対戦相手のレベル。やっぱり物足りない。韓国がスペインとやって惨敗するのと、日本がブルガリアとやって圧勝するので、どっちがW杯予選の準備として適切なのか。個人的には前者だと思う。こういう「本番への準備」という位置づけの試合はホームではなくアウェイで組んでもらいたい。KIRINがスポンサーとして試合をサポートしてくれるのはありがたいけど、日本代表を強くするためにはこの時期での開催は避けてほしい。

2つ目は戦術。前半からかなり飛ばしたプレスを仕掛けたけど、3人しか交代できない本番だったら終盤ボロボロになっていたと思う。本番も最初からあのプレスをするのだろうか。本番でできない戦術を練習試合でやっても無駄なんじゃないか。監督の真意を聞きたい。

20160603 KIRINカップ 準決勝 日本VSブルガリア 試合評価

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