久しぶりの更新です。
いよいよW杯本番です。
…が、私は今回のW杯は日本を応援できません。
ハリルの解任、その後の選手の選出方法、テストマッチの戦い方など、全てが気に食わないし納得できない。
実際パラグアイ戦で逆転した時もなぜか不愉快になり、そこで「あ、俺いつの間にかこんなに日本代表のことを嫌いになってたんだ」と気づきました。
という大変難しいモチベーションの中、日本VSコロンビアの試合レポートを書きたいと思います。
スタメン
GK 1 川島 永嗣
DF 3 昌子 源
DF 5 長友 佑都
DF 19 酒井 宏樹
DF 22 吉田 麻也
MF 7 柴崎 岳
MF 8 原口 元気
MF 10 香川 真司
MF 14 乾 貴士
MF 17 長谷部 誠
FW 15 大迫 勇也
まさかの槙野がスタメン落ち。まあファルカオみたいな裏抜けるタイプは槙野はマーク外しやすいから仕方ないかな。
ボランチには柴崎。テストマッチで縦パスがかなり効いていたので、この中では期待できるメンバー。
前半
いきなり予想外の展開…
大迫が1対1を止められ、こぼれたところを香川が押し込むが、相手MFがハンドで止めてPK獲得&相手がレッドカード。
それを香川が決めて先制。
【ゴール速報 #ロシアW杯】
日本 #JPN #香川真司 前半6分 PKで先制ゴール!日本 #JPN 1-0 #COL コロンビア#日本代表 #daihyo #ワールドカップ #WorldCup pic.twitter.com/sJbkTjijkQ
— NHKサッカー (@NHK_soccer) June 19, 2018
開始早々リード&数的優位になるという、誰も予想できなかった展開となった。ちょっと出来過ぎでしょw
ただその余裕はすぐに消え失せた。
一度二度コロンビアの鋭い縦パスがクアドラードに入り、ファルカオが2本ほど惜しいシュート打ったあたりから、明らかに日本がビビり始めた。ビルドアップが遅いし縦パスが少ない。ボールを取られるのが怖いから、チャレンジングなプレーがほとんどなくなった。
そして攻撃がほぼ通用しない。乾のドリブルは止められ、大迫のポストプレーは封じられ、柴崎の縦パスは読まれ、例のごとく香川は消え、原口・酒井は何度もミスをする。今回のW杯は結構な試合数を見ているけど、間違いなく大会ワースト1位の攻撃ですよ。ひどすぎる。
そして案の定同点に追いつかれた。
https://twitter.com/j_sokuho2017/status/1009055334021849091
もはや数的優位なんてありませんね。こんなメンタルと実力じゃあっという間に逆転されると思う。
後半
立ち上がりから前半ほぼなくなっていた「縦への意識」と「裏への抜け出しの意識」が強くなった。おそらくハーフタイムにチャレンジングなプレーを指示されたんだろう。逆に指示されないとプレーを変えられないのも如何なものかと思うが…
何にせよ柴崎からポストだけじゃなく裏へのパスのパターンが増えたことで、相手もかなり守りづらくなったはず。
対するコロンビアはハメスを入れたあたりから攻撃のリズムが悪くなった。前半にドリブラーのクアドラードも代えているので、個人技で突破してくるわけでもなくかといってパスをつないでくるわけでもなく、ペケルマンの目的がよくわからないが、まあ日本としてはラッキーな展開に。
コロンビアの攻撃の沈静化によって、前半にあった「ビビり」がなくなってきたので、酒井や長友、柴崎が前線に顔を出せるようになり攻撃に迫力が出てきてきた。特に酒井が非常に効果的なオーバーラップをして、何本かシュートも打てたのは非常に素晴らしかった。
完全に消えた香川に代わって本田を投入。本田が右サイドでボールを納めるので酒井の上がりを待てるようになった。
そしてセットプレーから大迫ゴール!半端ないわ(・∀・)
https://twitter.com/a60486588/status/1009066197256507392
あとはコロンビアの逆襲を耐えるのみ…と思いきや、すでにコロンビアは数的不利によってスタミナが切れ始め、かつハメスが相変わらず機能しないことによってほとんど怖い攻撃が出てこなかった。日本も決して落ち着いて守ったとは言えないプレーだったけど、それ以上にコロンビアも焦ってミスばっかりしていた。
そしてそのまま逃げ切って試合終了!
試合総括
「応援できない」としていた自分にとっては非常に微妙な結果に…笑
でもまあ勝てたのは素晴らしいと思う。
岡田さんも言ってたけど「今までの日本は10人相手に追いつかれたら、その後ズルズルと逆転されることが多かったが、後半から気持ちを入れ替えて巻き返した」のは良かった。前半の「ビビり」を後半に引きずらなかった。西野監督なのか長谷部なのかわからないけど、チームを引き締めた誰かが隠れたヒーローだろう。
選手個人として評価すべきは、
大迫:結果を残しただけでなく、守備でも貢献した
原口:とてつもない運動量で主に守備に貢献した
柴崎:縦パスや裏へのパスを駆使して、明らかに日本の攻撃の心臓となっていた(怪我が心配だなあ)
酒井:オーバーラップでの攻撃参加が非常に効果的だった
って感じかな。
逆に香川は相変わらず最初だけしか活躍できずほとんど仕事はできなかったし、川島も相変わらず不安定なので、次戦はこの2人をどうにかしてほしいな。
数的優位にならず、かつペケルマンの微妙な采配がなかったら勝てなかったと思うので、浮かれずに気を引き締めて。