今日も仕事中に結果を知ってしまいました…(´Д`)
もう後が無い状況。初戦で崩壊してしまった守備と自信を、いかに立ち直らせてこの試合に臨めるかがポイント。
スタメン
GK:中村 DF:室屋、塩谷、植田、藤春 MF:遠藤、井手口、中島、矢島 FW:興梠、浅野
初戦で攻撃時にかなり効いていた大島に代えて守備のしっかりできる井手口を、そして初戦で点を取った南野に代えて際どいボールをつなげられる矢島を入れてきた。明らかに「守備をしっかりやろう」というメッセージが読み取れた。
前半
初戦に比べると圧倒的にプレスの質が違う。ただ寄せるだけでなく、ボールを奪う意識が非常に強くなった。特に効いていたのが井手口。少し距離があってもしっかり取りに行くし、前を向かせない体の当て方が非常に良かった。その他の選手、特に中島・矢島・遠藤・室屋もかなり良くなっていた。コロンビアがナイジェリアに比べるとそんなに個人技で突破してこないので、ヒラリとかわされるシーンもなく自信を持って守備をすることができたと思う。
攻撃も興梠・矢島・中島・浅野を起点にいい組み立てができていた。興梠のフリックやポストに浅野や中島が反応してくれるので、そこからチャンスが生まれることが多かった。浅野の単独カウンターもよく効いていた。あと初戦ダメダメだった室屋の上がりが今日は素晴らしい。ペナ付近でしっかり勝負しかけてクロスを上げきるし、取られてもすぐに取り返そうとしていた。やっぱり初戦は緊張が大きかったのかな。室屋→興梠→矢島シュートの流れは個々の良さ(室屋の上がり、興梠のポスト、矢島のポジショニング)が出た一番いい攻撃だった。
右の矢島・室屋、左の中島・藤春、真ん中の興梠・浅野と、非常にいい形や決定機が多かったけど、前半は無得点で終わった。藤春のどフリーのヘッドと、遠藤からのパスを左でもらってブロックされたシュートはただの凡ミス。ファーストタッチ大きすぎ。どっちかでいいから決めてくれよ…
あとFK、CKがかなり多かったのに点が取れなかったのはきつい。コロンビアがゾーンで守っているのに対し、けっこういろいろなパターンを出して崩そうとしていたけど、どれもいまいち合わなかった。まあ練習時間が足りないよなあ。
加えて井手口、遠藤、室屋と、守備陣にイエローが出てしまったのが不安要素。これと疲労が相まってプレスが弱まってくると、恐らくやられてしまうだろうな。その前にぜひとも先制してもらいたい。
後半
立ち上がりから日本のテンションが高い。前でどんどんボールを奪い、コロンビアを圧倒していた。浅野のバー直撃のシュートは惜しかったなあ。
後半も相変わらず井手口が良い。守備だけでなく攻撃時にもしっかり顔をだし、藤春や浅野にパスを供給して最終的には浅野のシュートのこぼれ球を詰めに行った。本当に良く動くし器用な選手だと思う。
ただ、一度の大きなミスが失点につながってしまった。グティエレスにパスが出た瞬間、井手口が前でカットしようとチャレンジしたところでわずかに届かず入れ替わられてしまった。そこからワンツーでゴール。植田に当たってしまったので中村もノーチャンスだった。井手口のチャレンジする精神は悪くないけど、「ペナ付近という場所であること」と「グティエレスという危険な選手であること」を考慮したら、セーフティでもよかったかもしれない。まあ結果論だけども。
ここで手倉森監督が動く。井手口→大島、矢島→南野。ある程度全員守備の自信が戻ってきたので井手口がいなくても守備は成り立つと思ったのか、はたまたイエローを気にしたのか、それとも捨て身の攻撃を仕掛けたいのか、真意は良くわからないが大島を投入。
その後藤春の謎のミスでオウンゴール。0-2。あれはどうやっても擁護できないミス。今日は藤春が足手まといだったな。
しばらくして大島投入の狙いがわかった。もうコロンビアの足が止まってきて、大島の守備でも十分だった。さらに大島の縦パスがかなり効いて、そこから浅野のゴールが生まれた。あの狭いスペースで縦パスを入れられるのは、相手からすると嫌だろうな。
コロンビアはもう足が完全に止まったので、浅野のスピード、大島のパス、南野のドリブルで余裕で崩すことができた。ただなかなか決めきれない。そんな中、中島のスーパーミドルで同点。あの角度からのシュートは本当にうまい。
藤春に代えて亀川を投入し、最後まで日本は走りきって逆転を目指したけど、そのまま2-2で終了。
試合総括
内容は素晴らしかったので勝ち切りたい試合だった。初戦で失った自信はとりあえず取り戻せたんじゃないかな。第三戦も期待できる。