久々の記事更新です(´・ω・`)
レッズの記事更新をサボっている間にナバウトが再び負傷し、ファブリシオが加入し、遠藤が旅立ち、イニエスタとトーレスが加わり…とレッズだけでなく大きく変わったJリーグ。中断期間後はやたらと点が入ったり下位が上位を食ったりと荒れ模様。
レッズの中断期間明けの数試合を見たところ、選手起用や戦術に大きな変化は見られなかったものの、少しずつ安定感を増してきた印象。そしてなぜかやたらとセットプレーから点が入るようになった。めっちゃセットプレーの練習したのかな?
ここから上昇気流に乗るためにも、この試合で首位を叩いてくれ!
スタメン
| |||
|
| ||
|
| ||
|
| ||
|
|
| |
|
遠藤のところには岩波。その他はいつも通り。
前半
最初の数分はボールを保持して相手陣内に侵入しクロスを上げたりできていたが、10分ごろからボールは保持できてもペナ内まで全く辿り着けなくなった。広島の組織的な守備はかなり安定していて、なかなかボールの入れどころが見つからない。
対する広島は左の柏のドリブルやパトリックのポストプレーから効果的な攻撃を出してきたが、そこまでの迫力はなく静か立ち上がり。パトリックに対しては槙野がガッツリ付くっぽいな。
どちらも決定機などがほとんど作れていなかった25分ごろ、一瞬の隙をついてレッズ先制!
https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1023154835292606469
西川から右サイドに張っていた橋岡に渡し、青木とファブリシオが絡んで武藤が抜け出し、体勢を崩しながらも武藤が裏に走り出した興梠にパス。ドンピシャでタイミングがあって興梠先制ゴール。
いやーこういう綺麗な流れからのゴールはかなり久しぶりに見た気がする。
このシーン、ファブリシオが2人引きつけて武藤に出したシーンが良かった。取られるかどうか紙一重のパスコースだけど、あーゆーリスクを負ったパスを出さないと相手の裏をつけないよな。
その後広島の攻撃のギアが上がり、特に柏がやたらと仕掛けるようになってきた。今日はコンディションがいいのか、レッズの選手がなかなか止められない。
そしてその柏の仕掛けを青木がファールで止めたところから失点。柴崎のFKを千葉にヘッドで決められた。
まず青木のファールはちょっとムキになった感があったので、もうちょっと落ち着いて柏に対応してほしい。確かに怖い選手だけど、落ち着けば止められるはず。
そして千葉のマークはおそらく岩波。ちょっと簡単にマーク外しすぎじゃないかな。というか最初から離しすぎなんだよな。どうしてもこの試合は「遠藤の代わりが務まるのか」という見られ方をされるので、もうちょっと気合い入れて厳しくマークしてほしい。
レッズはファブリシオの個人技で強引に突破したりしたが決定機は作れず前半終了。
後半
後半は広島ペース。
柏だけでなく右から左からいろんな攻撃を仕掛けてきて、またレッズが中盤でボールに対してプレスをかけられていないこともあって、前半ほとんどシュートを打たせなかったパトリックやティーラシンにシュートを打たれ始めた。西川のファインセーブなどもあって失点には至らなかったけど、いつ失点してもおかしくない状況。
そんな状況でオリヴェイラ監督が早めに手を打ってきた。
武藤に代えて阿部。柏木を1列前に。これは中盤の守備の修正かなあ。
武藤は一応アシストという結果は残したけど、やっぱり消えてる時間も多いしゴール前に顔を出すことも少ないんだよなあ。ミシャ時代は「パスサッカーのつなぎ役とフィニッシャー」という特殊な働きをして活躍してたけど、どうも監督変わって「通常のFW」に必要な働きを求められると消えちゃうんだよな。正直9番としては物足りない働き。
阿部投入の効果はそれなりにあって、相手の中盤の自由を奪って広島ペースを止めることができた。柏木みたいに前線に上がらないからしっかりマークについてパスコースを消してるのかな。
そうして自然とレッズがボールを保持する時間帯が増えたことで、少しずつ攻撃のシーンも増えてきた。ただどうも橋岡の元気がなく、宇賀神も高い位置を取れないので、サイド攻撃はほとんどなく中央での攻撃がメイン。ファブリシオがしっかりボールを収めてくれるのでなんとか形になってるが、点を取るには何か工夫が必要。
その工夫とは「速攻」でした。まさに速攻から2点奪取!そして共に宇賀神の活躍!
1点目は阿部から宇賀神の前のスペースにパスを出し、相手が整う前に早いタイミングでクロスを入れて柏木が倒されてPK獲得。興梠が落ち着いて決めてゴール。
浦和レッズ 興梠慎三勝ち越しゴール!!! #urawareds pic.twitter.com/hTYw9SnHfI
— DAISUKE (@s_daisuke0421) July 28, 2018
2点目は中央でファブリシオがキープして右サイドを駆け上がった柏木の前のスペースにパス。それを同様に逆サイドを駆け上がった宇賀神にクロスを上げて落ち着いて合わせてゴール。
https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1023172361686802433
どっちも相手の陣形が整う前に早いタイミングでクロスを入れているし、全力でゴールに向かった勢いのままゴールまで行っている。ミシャサッカーとは違う、W杯のトレンドになった「速攻」がゴールに結びついた。これレッズの今後の方向性見えたんじゃないかなあ。ファブリシオもナバウトもスピードあるからそっちの方が活きる気がする。
森脇を柏木に代えて入れてもうゲームを締める展開。このわかりやすい采配がオリヴェイラっぽいね。
そしてラストワンプレー、ファブリシオの個人技でのゴールで試合終了!ファブリシオすげぇぇぇ( ゚д゚ )
試合総括
ようやく「オリヴェイラのレッズ」が見えてきたかな。
守備をしっかり固めるのを基本とし、セットプレーや縦に早い速攻、個人技で点を取るサッカー。まずはセットプレーを仕上げてきたけど、この試合で速攻がある程度形になってきた。
首位にこのスコアで勝ったのはかなり自信になると思うので、ここから巻き返して少しでも順位を上げてほしい。