さあいよいよベスト8をかけた戦いです!
決勝トーナメントに入って一気に試合のレベルが上がってきた。特にフランスVSアルゼンチンの試合は凄まじかった。やはり選手のモチベーションが1段階上がるのかな。
果たして「超」強豪のベルギーに日本がどれだけ通用するのか。もはや失うものはないので、思いっきり戦ってほしい。
スタメン
GK 1 川島 永嗣
DF 3 昌子 源
DF 5 長友 佑都
DF 19 酒井 宏樹
DF 22 吉田 麻也
MF 7 柴崎 岳
MF 8 原口 元気
MF 10 香川 真司
MF 14 乾 貴士
MF 17 長谷部 誠
FW 15 大迫 勇也
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コロンビア戦、セネガル戦と同じメンバー!まあそれがいいでしょうな。
前半
立ち上がりから日本のプレスが非常に強い。ベルギーのビルドアップからしっかり追いかけるし、ハーフラインを超えたらかなり強く人に当たっていた。特にアザールとカラスコのドリブルは脅威だが、そこには人数をかけて潰しに行っていた。
スタミナ面は若干不安だが、戦い方としてはこれで良いと思う。こうしないとベルギーの脅威的な攻撃力を抑えられない。
一方日本の攻撃は、かつてないほど連動的でいいコンビネーションを発揮していた。特に柴崎から大迫への縦パス、乾・長友へのスルーパスが冴え渡っていたし、香川が左寄りにポジショニングした時の乾・長友との連携も良かった。カウンターを恐れた攻撃ではなく、しっかり崩しに行く攻撃だった。
ベルギーの守備は逆にそれほどプレスが強くないので、序盤から点を取れそうな雰囲気は出ていた。
20分ごろからベルギーの圧力が強くなってきた。少しずつ日本のプレスをかいくぐられて突破され、ルカクまでボールが届くようになってきた。最後の最後でシュートブロックはできているので失点にはつながらなかったけど、怖いシーンが何度もあった。この状況が長く続くとかなり厳しい…
30分過ぎから日本の攻撃も機能しなくなってきた。というのもベルギーが日本の攻撃の「取りどころ」を見つけた感じ。大迫へ縦パスが入った時、柴崎が前を向いた時など、日本の攻撃のスイッチが入るタイミングでビシッとプレスをかけてくるようになった。唯一最後まで有効だったのが、長友や乾へのロングパス。ここは割と簡単に入れさせてくれるので、ここから何度かチャンスを作れた。
前半は0-0で何とか「耐えた」という形で終了。でもまあ上々の出来だと思う。この守備を長い時間持続できるか、そこからカウンターを仕掛けられるかが後半のポイントになる。
後半
選手交代はなし。
後半開始早々、歴史的な、奇跡的な5分となった!
まずいきなりカウンターが炸裂して先制点!
乾が自陣の五分五分のボールを巧みに奪って柴崎へ。そこからアチ手の3バックのサイドのスペースに向かって猛ダッシュ。そこに柴崎がスルーパスを通してGKと1対1に。一度躊躇したけど右足を振り抜いてゴール!
関わった全員が素晴らしいプレーだった!
【ゴール速報 #日本代表 #ロシアW杯】
後半3分 日本 #柴崎岳 のスルーパスから #原口元気 が先制ゴール!日本 #JPN 1-0 #BEL ベルギー#daihyo #ワールドカップ #WorldCup
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— NHKサッカー (@NHK_soccer) July 2, 2018
そしてさらに追加点!
乾の仕掛けからクロスを入れ、跳ね返りを香川がキープ。再び乾に戻し、ここから無回転シュート!あのクルトワ相手にペナ外からゴールを決めた!乾半端ない!
【ゴール速報 #日本代表 #ロシアW杯】
後半7分 日本 ベルギーのクリアボールをひろった #香川真司 のパスから #乾貴士 が右足一閃!日本2点目!日本 #JPN 2-0 #BEL ベルギー#daihyo #ワールドカップ #WorldCup
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— NHKサッカー (@NHK_soccer) July 2, 2018
これはいける…!あとは守りきればいける…!
と思ったら…
W杯はそんな簡単ではなかった。
そのあと後半24分から悪夢の5分間が待っていた。
1点目はほぼ事故みたいな失点だから仕方ないとして、2点目はフェライニを投入したベルギーの狙い「高さ」をガッツリ使われた失点だった。それ以前のピンチもしっかり足を出して瀬戸際で防いでいたけど、フェライニ・ルカクのツインタワーはちょっと厳しかった。
【ゴール速報 #日本代表 #ロシアW杯】
後半29分 ベルギー #フェライニ のヘディングが決まり同点日本 #JPN 2-2 #BEL ベルギー#daihyo #ワールドカップ #WorldCup
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その後もアザールが流動的なポジショニングを取るようになってから中盤を制圧されてきて、どんどんピンチが生まれた。これが本気のベルギーか、という感じ。
ただ川島・吉田・昌子が本当に頑張って防いでいたし、あの5分よりは落ち着きを取り戻した。左サイドからの攻撃でシュートまで持っていけていたので、まさにここで振り出しに戻った。
後半36分、柴崎に変えて山口、原口に変えて本田投入。
おそらく中盤を制圧されていた部分を抑えるための山口と、セットプレー&起点要員の本田という感じかな。
アディショナルタイム、左サイドの突破や本田のFKで惜しいチャンスは作れたもののクルトワに防がれた。
そして本当に悪夢のラストワンプレー、CKからのカウンターで失点してゲームオーバー。
【#日本代表 #ベスト8 進出ならず】
<試合結果>
日本 #JPN 2-3 #BEL ベルギー#daihyo #ワールドカップ #WorldCup #ロシアW杯試合詳細はコチラ↓https://t.co/M0Csud0DTF pic.twitter.com/dz6K0IOTnA
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あのカウンターはほぼどうしようもないカウンターだった。その前の日本の攻撃で点を取れなかった、ベルギーは点を取った。この紙一重の差が勝負を分けたのかな。
試合総括
負けはしたけど、素晴らしい試合だった。西野体制になってベストゲームだった。短期間でここまで成長するとは思わなかったなあ。
西野監督も言っていたけど「差はあったけど何かわからない」。もちろんベルギーと比べて高さやテクニックで劣る部分はあるけど、その分チームプレーや集中した守備は優っていた。最後の差は何なのか本当にわからないけど、何かあるんだろうな。
細かいことは言わない。
とにかく素晴らしい試合だった!お疲れ様!