遂に堀監督が解任され、大槻育成ダイレクターの監督就任が決まりました。
またフロントの山道強化部長が離任し、中村修三氏がGMになりました。
大槻 毅 育成ダイレクターのトップチーム監督就任について
詳細はこちら→https://t.co/x1nFLErMBO#urawareds #浦和レッズ— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) April 2, 2018
強化体制変更のお知らせ
■詳細はこちら→https://t.co/uMLTvwQ55q#urawareds #浦和レッズ— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) April 6, 2018
というわけで今週大きくレッズが変わりました。監督だけでなくフロントまで変化があったのはいいことだ。ミシャ失墜以降、監督探しや補強に関するフロントの動きには疑問を持ち続けていたので。堀監督を解任する時点で後任監督の候補すら立っておらず、大槻さんを「暫定」にしてしまうあたりがダメダメ。代表ウィーク中に準備しておきなさいよ。
大槻監督の初戦となったルヴァン杯の広島戦では、先週の磐田戦からスタメン11人を入れ替え、かつ橋岡・柴戸をプロデビューさせるという大胆な采配をした。ハイライトでしか見ていないけど、戦いっぷりはそこそこ好評だったようだ。
今日の相手は絶好調仙台。相性がいいとはいえ、現状だけ見ると圧倒的に勝算が少ない相手。
いきなり結果を求めるのは酷だが、「何か変わっている」「変えようとしている」ということだけでも見せつけてほしい。
スタメン
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平川と阿部の両ベテランがスタメン!やっぱり困った時のベテラン頼み。
前線はどういう並びなんだろう?武藤はサイドで柏木がシャドーかな?
ベンチは福島・森脇・長澤・山田・武富・ナバウト・李。
はてさてどういう布陣でどういう戦略で戦うのか楽しみです。
前半
3-5-2(3-4-1-2)って感じですかね。
開始早々に変化が見られた。
武藤が縦横無尽に走り回ってボールを受けてくれ、かつ色々な選手が追い越す動きをするので、非常にいいリズムでボールが回る。今までサイド起用されて消えてしまっていた武藤の良さが出てきた。
そしていきなりの先制点!
落ちてきた武藤に縦パスが入った瞬間に興梠が走り出し、武藤が即座に縦パス。興梠の走った方向とは逆になってしまったけど、すぐに興梠が方向を変えてうまく体を入れてボールキープ。落ち着いてDFとGKをかわしてゴール!
あんなに早いタイミングで連続で縦パスが2本通る攻撃なんて、最近全然見なかったなー。このシステムは興梠と武藤の良さを最大限に引き出すシステムだと思うわ。
https://twitter.com/DAZN_JPN/status/982516787953582080
肝心の守備は劇的に何かが変わったわけではないけど、今までの「人はいるのに誰もボールに行かない」は少し改善されていた印象。特に柏木と遠藤がかなり気合入ってたなー。
20分ごろから最初の勢いは少しずつ減ってきて、仙台がボールをキープする時間も増えてきた。今までだとここからズルズル引いてしまって気づいたら同点・逆転されてしまうレッズだったけど今日は違う。
ボールを奪った後の切り替えも早く、縦への意識も強いので「引いている」という印象は感じられなかった。
また明らかにミドルシュートの数が増えた。今までだったら絶対にパスを選択したであろうシーンでも積極的に打っていくので、見ていて気持ちのいい攻撃だった。
ただ35分ごろからはほぼ仙台ペース。攻撃もほとんどパスミスで終わってしまった。
仙台DFが興梠と武藤に対するプレスを強めたのも一因だけど、ボールの受け手がいいポジションニングを取れていない。なのでロングボールが必然的に増えたものの、ハイボールはほとんど興梠が競り負けるのですぐボールを失う。
あと明らかに運動量は落ちてるね。最初の勢いは全員がかなりハードワークしてたことによるものなので、運動量がないといい攻撃はできない。
後半どう修正してくるか。大槻監督の判断に注目。
後半
メンバー交代はなし。
少し運動量が増えたことで攻撃も守備も締まった感じになった。選手間の距離感もまた良くなり、連動性のある攻撃が何度か見られた。
ただペースはどちらかというと仙台。如何せん中盤でボールキープができないし、セカンドボールを拾えないのが辛いなあ。WBがほとんどDFラインに吸収されているので、中盤には実質3人しかいないし阿部はそこまで前への意識が強くないからどうしたって数的不利になる。前半の立ち上がりは運動量でそこをカバーできたけど、後半はそれができなくなる。さてどうしたものか。
61分に武藤に変えてナバウト投入。キレキレだった武藤を下げて大丈夫かな…
ナバウトを入れてもそこまで即効性はなく、どちらかというと武藤のつなぎの役割が興梠に渡り、ナバウトがどんどん仕掛けるという関係になった。ナバウトは気持ちが入っているのはすごい伝わるんだけど、ちょっと空回ってる感があるな。一点とったらもう少し落ち着いてくれるかなあ。
どうでもいいけど大槻監督のゲキがDAZNのマイクに入ってすげー気になる…
でも気持ちやハードワークの面を重視しているんだなってことが伝わった。
DAZNの音声に入ってる「逃げてんじゃねーよコラ!」「もっと走れるよなー?」って大槻監督?だとしたら怖え… #urawareds
— 浦和レッズ/日本代表 試合速報 (@reds_japan_news) April 7, 2018
69分に菊池に変えて森脇。久しぶりのリーグ戦出場。
これは単純に走れなくなった菊池の交代であって、何か戦術を変えるような意図はなさそう。
後半はほぼずーっと仙台ペースでピンチもあったけど、DFラインを崩されるようなシーンはほとんど見られていない。ペナ内への侵入はほとんど許していないし、入られたとしてもしっかりカバーしている。押し込まれてるから気づきづらいけど、守備はよくなってるんじゃないかな。アリバイディフェンスはなくなった。
84分に森脇負傷により長澤投入。これはかなり痛いハプニング。長澤がそのまま左のアウトサイドに入った。
もう残り時間はとにかく耐えるのみ。時々カウンターも出せたけど、いずれもバテてる柏木がロスト。もう少しスタミナが欲しいなあ。
最後まで集中力がきれず耐えきって1-0で試合終了!ようやく勝った!
試合総括
内容は立ち上がりは素晴らしかったけど、前半30以降はほとんど仙台ペースだったし、そこから何かを変えて対応することもできなかった。
けど何よりも欲しかった勝利という結果を得られたことがよかった。これで選手が自信を取り戻し、どんどんチームが良くなってまた勝てるような好循環が生まれることを願うばかり。
また今日はベテランの平川・阿部の力に頼ったけど、どんどん若手も起用していいチームに戻して欲しい。
ここからスタートだ!(ノ・Д・)ノ